高齢者の健康づくりに役立つ身体活動・運動ガイド2023を紹介
こんにちは。今日は、厚生労働省が令和5年11月27日に発表した「第3回健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する検討会」の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(案)」についてお話ししたいと思います。
このガイドは、年齢や健康状態に応じて、どのくらいの身体活動や運動をすればいいのか、具体的な目安や方法を示してくれるものです。特に、高齢者の方にとっては、身体活動や運動が健康寿命の延伸や認知症の予防に役立つということがわかっています。
では、高齢者の方が必要な身体活動や運動とは、どのようなものでしょうか?ガイドによると、以下の4つのポイントが大切です。
・1日に40分以上、歩行や自転車などの中強度の身体活動を行うこと…これは、1回10分以上の時間で行えば、合計で40分になればOKです。また、筋力や柔軟性、バランスを高めるために、週に3回以上、筋力トレーニングやストレッチなどの多要素な運動を行うこともおすすめです。
・座ったり寝転んだりして過ごす時間を減らすこと…長時間座っていると、血行が悪くなったり、筋肉が衰えたりするリスクが高まります。そこで、30分以上座っているときは、10分に1回くらい立ち上がって歩いたり、ストレッチをしたりすることが大切です。
・自分に合った強度や量を調整しながら、可能なものから取り組むこと…身体活動や運動は、無理をせず、楽しく続けることが重要です。自分の体調や気分に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。また、友人や家族と一緒に行うと、モチベーションが上がったり、コミュニケーションがとれたりするメリットもあります。
・体力のある高齢者では、成人と同等の週23メッツ・時以上の身体活動を行うことで、さらなる健康効果が期待できる…これは、1日に60分以上の身体活動や、1日に8,000歩以上歩くことに相当します。
以上が、高齢者の方が必要な身体活動や運動のポイントです。身体活動や運動は、健康だけでなく、気分や生活の質にも良い影響を与えます。利用者樣の健康維持のためにも、ぜひご参考にしてください。
私も、このガイドの成人版を参考にして、毎日の生活に取り入れて、身体を動かすことを心がけます。それでは、また。