今年も開催されました〜小平グリーンロード灯りまつり

今年も、8月の第1土曜日の3日、小平グリーンロード灯りまつりが開催されました。

あかしあ訪問介護ステーションが位置する我がまち小平市では、宵宮や祭礼の際に地口行灯を飾る風習があります。

地口行灯(じぐちあんどん)は、江戸時代中期から流行した風習で、地口(じぐち)と呼ばれる言葉遊びを行灯に書き込んだものです。地口とは、ことわざや有名な言葉を音の似た別の言葉に置き換えて、その滑稽さを楽しむものです。

例えば、「犬も歩けば棒に当たる」を「犬も歩けばボンに当たる」といった具合に、音の似た言葉に変えて笑いを誘います。地口行灯には、こうした地口に合わせた戯画(滑稽な絵)が描かれており、祭礼の際に家先や神社の参道に飾られました。

しかし、時代とともにこの風習を続ける家が少なくなってきています。そのため、平成18年から「小平グリーンロード灯りまつり」が始まりました。この祭りは、地口行灯の伝統を後世に伝えるために、市民が手作りの灯ろうを飾り、小平グリーンロード沿いの公園や広場を幻想的な灯りで包むイベントです。

この風習は、地域の人々が集まり、笑いを共有することでコミュニティの絆を深める役割も果たしていました。現代でも、小平市の「灯りまつり」などでその伝統が受け継がれています。

ネットでもいろいろ、このイベントを紹介する記事が目に付きますが、小平市が「プチ田舎」と表現されているのが、嬉しいんだか何だか、ビミョーな感じがしますが、のどかで良いところだと自負しております。。。

私はじっくり灯りまつりを楽しみたかったのですが、あいにくサービスがたて込んでいて、ゆっくり見学ができませんでした。ですが、利用者さま宅への移動途中で日中立ち寄りましたよ。
訪問介護ヘルパーも唸る秀逸な地口に、ほくそ笑んでしまいました。

「後期高齢者」が「高貴高齢者」に、「ローマは1日にして成らず」が「ロウバは1日にして成らず」に、「全ての道はローマに通ず」が「全てのミスはロウバに通ず」に

思わず、そうそう、って応えてしまいそうな地口もたくさんありました。

「路上観察」が大好きな方は、訪問介護ヘルパーの仕事は、正にぴったりな仕事・天職だと思います。路上観察が趣味の私の独断なのですが。。。←本当に心から、そう思う今日この頃です