看護診断の世界:訪問介護ヘルパーからの視点

こんにちは。今日は、最近学んだ「看護診断」についてお話ししたいと思います。

先日、医療連携のオンライン外部研修を受けた職員がいました。研修でお勧の参考資料の「看護診断」という本も購入したとのことで、さっそく目を通してみました。

みなさんは、「看護診断」という言葉を聞いたことがありますか? 私は初めて聞きました。看護診断とは、看護過程の5段階の1つで、患者さんの情報をアセスメントし、看護で解決すべき問題(看護問題)を明らかにするものです。

この看護診断は、NANDAという団体が定義や分類をしています。NANDAは、北米看護診断協会の略称で、看護診断の開発や改善を行っている国際的な組織です。NANDAの本には、244個の看護診断が載っています。例えば、「便秘リスク状態」という看護診断は、通常の排便回数が減り、排便困難や不完全な便の排出が起こりやすく、健康を損なうおそれのある状態と定義されています。また、危険因子として、腹部の筋の衰弱や水分摂取不足などが挙げられています。

看護診断は、看護師だけでなく、介護ヘルパーにとっても役に立つと思います。看護診断を理解することで、利用者さまのニーズや問題をより深く把握できるようになると感じました。また、医療連携の場面において、私たち介護職にとっても、より効果的かつ適切なケアを提供するために必要な知識だと思いました。

看護は、医療や介護とはまた別の専門性があることを知ったと同時に、医療や介護とは別のジャンルでありながら、医療と介護をつなぐ役割があることに、とても感銘を受けました。私もさらに学んで今後の仕事に活かしたいと思います。そして、私たち訪問介護ヘルパーが、医療との架け橋の役目も担えるようになりたいと感じました。