法律や制度に基づく私たちの仕事
私たちの仕事である訪問介護。
毎回記録を付けたり、毎月勉強会をしたり・・・、面倒くさいと思われる人も少なくないかもしれません。
ケアだけをやっていれば良いのでは?
ちゃんとやるべきことはやっていて、不正をしているわけではないし、記録が簡単でも、勉強会に参加しなくても問題ないのでは?、と思う人もいるかもしれません。
私たちが毎月もらっているお給料ですが、実は、私たちも納めている介護保険料と利用者さんからの自己負担料金、さら誰もが払っている税金からなる介護報酬の中から出ています。
いわゆる公費が、私たちのお給料の元なんです。
なので、利用者さんの負担額を含めて、給付を受けとるためには、これこれをしてくださいといった基準が細かく定められています。
面倒くさいと思うかもしれませんが、公のお金を受け取るためには、毎回の記録を、しっかりと残す必要があるんです。
もし、定められた基準が守られないと、受け取った介護報酬を返還しなければならないし、基準が守られていない場合には「指定取り消し」になることもあります。
指定取り消しとは、一言で言うと、営業停止のことです。
税金や保険料、利用者負担といった公費からお金を頂いてると言う自覚を持ちながら働くことも重要だと思います。
介護のプロとは、そういった背景も自覚しながら、技術面でも切磋琢磨しながら働ける人を言うのかもしれません。
簡単なことではありませんが、皆さま、お互いに頑張りましょう!