ご飯はお茶碗、お味噌汁は漆器、なぜ❓️
こんにちは。今月の定例会議は調理実習ですね。私は料理が苦手なので、ちょっと緊張しています。
でも、食事のことを考えると、食器にも興味が湧きます。皆さんは、なぜご飯はお茶碗に盛り、お味噌汁は漆器に盛るのか、という話を聞いたことがありますか? 私はネットで面白い記事を見つけましたので、今日はそれについて書いてみたいと思います。
ご飯を食べる器を「お茶碗」と呼ぶのは、元々はお茶を飲むための器だったからです。平安時代に中国から磁器の茶碗が伝わり、茶道に使われるようになりました。当時は磁器が貴重で、一般庶民には手が出せないものでした。江戸時代になると、国産の磁器も作られるようになり、茶碗はお茶のための器から食器へと用途が広がっていきました。そして、主食であるご飯は使用頻度が高いことから、単純に「お茶碗」と呼ばれるようになりました。
お味噌汁を今でも漆器風のお椀に盛るのは、漆器は断熱性や保温性が高かったからです。漆器は木や紙などに漆を塗り重ねて作る工芸品で、自然由来の素材です。漆は熱に強く、水や油にも強いので、食器として適しています。漆器は手に持っても熱くなりにくく、中身の熱さを保ちます。また、漆器は口当たりが滑らかで、味噌汁の風味を引き立てます。
ご飯とお味噌汁は、日本人の食卓に欠かせないものですが、その器にも歴史や文化が詰まっているのですね。食器の種類や形状にも、食べ方や食文化に合わせた工夫がされています。食器を選ぶときには、その特徴や魅力を知って、自分の好みや用途に合ったものを選びましょう。食器が変われば、食事の楽しみ方も変わるかもしれませんね。