訪問介護ヘルパーが読み解く「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

こんにちは。今日は、年の瀬の12月21日に、厚生労働省の検討会が適切な睡眠を取るための指針として取りまとめた「健康づくりのための睡眠ガイド2023」についてお話ししたいと思います。

睡眠は、私たちの健康にとってとても重要です。睡眠不足や睡眠の質の低下は、肥満や糖尿病などの生活習慣病や、うつ病などの精神病のリスクを高めるだけでなく、認知機能の低下や寿命の短縮にもつながります。

しかし、現代社会では、仕事や家事、趣味などで忙しく、睡眠時間を削ってしまう人も多いのではないでしょうか。また、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の使用や、カフェインやアルコールなどの嗜好品の摂取も、睡眠の質に影響を与えます。

そこで、厚生労働省が今年発表した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を参考に、睡眠の量と質を改善するためのコツをご紹介します。

まず、睡眠の量についてですが、年代によって必要な睡眠時間は異なります。小学生は9〜12時間、中高生は8〜10時間、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保するようにしましょう。ただし、睡眠時間には個人差がありますので、自分に合った睡眠時間を見つけることが大切です。睡眠時間が不足していると感じたら、昼寝をするのも一つの方法です。昼寝は、15〜30分程度が適切で、午後3時までに行うと良いとされています。

次に、睡眠の質についてですが、睡眠環境や生活習慣を見直すことが重要です。睡眠環境としては、寝室は暗く、静かで、快適な温度に保つことが望ましいです。また、寝る前には、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の使用を控えることがおすすめです。これらの機器から発せられる青色光は、睡眠を誘うホルモンであるメラトニンの分泌を抑えてしまい、寝つきを悪くする可能性があります。生活習慣としては、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。特に、起床時間は毎日同じにすることで、体内時計を整えることができます。また、カフェインやアルコールなどの嗜好品は、睡眠の質に悪影響を及ぼすことがありますので、摂取量や時間に注意しましょう。

以上が、健康づくりのための睡眠ガイド2023に基づいた、睡眠の量と質を改善するためのコツでした。

私は、訪問介護ヘルパーとして、高齢者の方々の健康維持をサポートしています。高齢者の方々は、睡眠の量が減少したり、睡眠の質が低下したりする傾向があります。そのため、睡眠ガイドに沿って、睡眠環境や生活習慣の改善をお手伝いしていこうと思いました。睡眠は、高齢者の方々の認知機能や精神状態、免疫力などにも影響を与えますので、健康のためにも大切にしていただきたいと思います。

皆さんも、睡眠ガイドを参考にして、良い睡眠をとって、健康的な生活を送ってくださいね。それでは、今日はこの辺で失礼します。ありがとうございました。