奨学金返済に悩むあなたへ〜介護職として働けば、返済がなくなる驚きの制度❗

こんにちは。今日は、介護職員奨学金返済・育成支援事業についてお話ししたいと思います。

皆さんは、今の大学生や大学院生は、どの程度の人が実際に奨学金制度を利用していると思いますか?

日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査」によると、奨学金を受給している学生の割合は、大学(昼間部)で49.6%、短期大学(昼間部)で56.9%、大学院修士課程で49.5%、大学院博士課程で52.2%となっています。約半数の人が奨学金を利用して大学に通っています。

日本の奨学金制度は、ほとんどが貸与型なので、卒業後に返済しなければなりません。若い人たちが将来の希望はおろか、社会人1年目から、マイナスのスタートをしなければならない現実があります。

そのような中、介護職員として働くと、この奨学金の返済が完全に免除される制度があることをご存知ですか? 訪問介護ヘルパーとして働いている私たちも、知っておかなければならない制度の一つだと思います。

介護職員奨学金返済・育成支援事業というものがあり、介護保険事業所等が常勤介護職員として就職した介護業務未経験者等を育成計画に基づき計画的に育成して、キャリアアップできる環境を確保した場合、在学中に奨学金の貸与を受けた人に対して返済金相当額を手当として都が事業者に対して補助するという制度があります。

奨学金の返済は、卒業後の人生に大きな影響を与えます。返済が滞ると、利息がついたり、督促が来たり、信用情報に傷がついたりすることもあります。日本学生支援機構によると、2014年度の奨学金利用者は約141万人で、そのうち返済が3カ月以上延滞している人は約17万3000人にのぼるといいます。

介護は、高齢化社会において重要な仕事です。私は、介護の現場で働くことで、社会に貢献できると感じています。もちろん、介護は大変なこともありますが、やりがいもあります。利用者さんや家族さんからの感謝の言葉や笑顔が、私の励みになっています。

介護職は、卒業後の進路の選択肢の一つとして全然ありだと私は思います。介護職員として働くことで、奨学金の返済が免除されるだけでなく、社会的な意義のある仕事をすることができます。もし、奨学金の返済や、介護に興味がある方がいらっしゃったら、ぜひ、制度の詳細をネットで調べてみてくださいね。