介護・福祉~未来へつなぐバトン

私たち介護職に携わる者は、社会福祉の最前線で働いているのですが、今の制度や考え方が一朝一夕で出来たわけではありません。数多くの人たちの想いや希望、夢のための努力を積み重ねていった結果、今があると思うのです。

例えば、自分らしく生きる、その人らしく生活する、男女平等、人権、というような、今では当たり前のことも、数多くの先人の努力の末にあるものです。そして、それらは今でも実現に向かって進み続けています。

たとえ障害をおったとしても、バリアフリーやユニバーサルデザインにより、ハードやソフト、人々の気持ちに気付きさえあれば、自分が望む生活を送ることは十分可能です。高齢になって介護が必要になったとしても、生活の一部を支援することで、その人らしい生活を送ることは十分可能なのです。

その人が、その人らしく生きる。。。

今、私たちが、当たり前と感じていることも、無数の人たちの血のにじむような努力の上にあって、その営みは今現在でも進み続けています。

そう思うと私たち介護職も、介護や福祉の黎明期に生みの苦しみを乗り越えてきた人たちや、それらを制度として社会に浸透させた第一世代の人たち、さらにそれらを育んで発展させていった人々などなど、先人たちが生きた証の上に先に私たちの今があることを知ると、私たち介護職も、先人たちから受け継いだバトンを、未来につないでゆく大切な役目を担っているんだな、と強く感じます。

私たちは、共に、自分を含めた未来を一緒に創ってゆける仲間を、一人でも増やしてゆきたい、そう思いながら仕事をしています。。。