家族がコロナ感染~感染拡大した家庭・感染拡大しなかった家庭
皆さん、こんにちは。今日はライオン株式会社が行った、家庭内での新型コロナウイルス感染症対策に関する興味深い調査結果をお話しします。
家族が感染症にかかった時、家庭内感染を防いだ家庭は、感染対策を早い段階から実施していたことが分かりました。
これまでも家庭内での感染拡大を防ぐための研修をおこなってきましたが、この調査は、高齢者や基礎疾患のある利用者さんに向き合う私たち介護職にとって、とても参考になります。
調査の背景
新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の位置づけが変わり、市中での感染対策も一段落しましたが、感染状況は完全には収まっていません。家庭内での感染は個人の健康だけでなく、私たち介護職が感染拡大を招くことのないよう、社会的な感染拡大の抑制にも大きく関わっています。
調査結果
家庭内感染を防いだ家庭は、感染者との接触が明らかになった時点や、体に違和感を覚え始めた早い段階から予防対策を開始し、対策実施期間も長かったことが分かりました。
また、感染者発生時に家庭内感染を起こさせたくないと強く思っていた人が多かったのです。
生活シーン別の感染対策
特に洗面所や歯みがきのシーンでは、タオルを共用しない、感染者と非感染者の使用時間を分ける、歯みがき用のコップを共用しないなどの対策が効果的であることが示されました。
この調査結果から、感染を防ぐためには、早期からの対策開始と、感染予防に対する強い意識が重要であることが分かりました。家庭内での小さな行動が、大きな違いを生むのですね。
家庭内での感染対策は、一人ひとりの意識と行動によって成り立っています。私たち一人ひとりが、日々の生活の中で感染予防対策を心がけることで、大切な家族を守り、ひいては利用者さま健康を守ることにつながります。
どうぞ、皆さんも感染症に対する意識を持ち続けてください。