移動支援でガンダムを見に。

ガンダムファクトリーのエントランス
コラムにたびたび取り上げている移動支援についてですが・・・
 
移動支援は、ひとりでは外出が困難な障がい者さんが、社会生活上必要不可欠な外出や余暇活動、社会参加のための外出時に、ヘルパーが同行して必要な移動の介助や外出に伴って必要となる介護を提供するサービスになります。
そのため、日常の、学校への通学や作業所等への通所にはつかえません。
また、経済活動や政治活動等に係る外出にも利用できません。
(一人では難しい通学や通所では、施設の送迎を利用するのが原則です。また、社会通念上、公的サービスを利用して外出することが適当でないものにも利用できないとされています。)
 
障がい者さんと外出してみると分かるのですが(逆に、健常者にはなかなか気付けないのですが)、目的地まで本当にバリアフリーなのか、車イスで入れるレストランはあるのか、車イスで入れるトイレは適当な場所にあるのか等など、実際に行ってみないと分からないことが多いのも事実です。
 
一般企業で働いている身体に障がいがある方で電動車イスを使って自立されている場合でも、短時間の外出や何度も行ったことがあり勝手が分かってる場所なら行けるけど、初めての場所や時間が長くなってトイレや食事をはさむような外出はヘルパーの同行が必要、という人も少なくありません。
そんな時のために、移動支援という制度があります。
(移動支援は市町村事業のため、自治体によって対象者や利用内容が異なります。)
 
で、今回は、利用者さんからの希望で、ガンダムファクトリー横浜に行ってきました!
僕も行きたかったのですが、コロナ禍でなかなか行けずじまいで、開催期間も来年3月終了と迫っています。
正に、渡りに船の仕事です。
 
YouTubeの動画では見ていたのですが、実際のガンダムを目の前にすると、半端ない迫力です。
重機の重々しい動きとは違って、腕、腰、脚がすーっと同時に動く姿は、今まで見たことのない光景です。
利用者さんの求めに応じて、利用者さんのスマホで写真撮影。
その合間に、自分もパシャリ。
 
併設のガンダムカフェでハンバーガーの昼食を取り、売店でお土産を買います。
もちろん、それらにもヘルパーの介助が何より不可欠です。
一緒に楽しみながらの支援。まさに「win win」のお仕事です。
 
ところで、「障害者差別解消法」や「合理的配慮」と言う言葉をご存知でしょうか?
物理的なバリアや心理的なバリアを解消することで、障がいがあっても無くても、同じように自分らしい生活を営めるようにしましょう、と言う考え方です。
人生、何が起こるか分かりません。
だからこそ、障がいのあるなしに関わらず、物理的にも心理的にもバリアを無くして、自分らしい生き方ができる世の中にする必要があります。
ちょっとしたヘルパーの支援があれば、障がいがあろうと無かろうと、同じように暮らせる社会を目指している今だからこそ、ヘルパーは希望に満ちた仕事だと思います。
 
そんな理屈はさておき、何より楽しいですよ、この仕事。
みんなが楽しく暮らせる社会を築いていく仕事が、大変さばかりでないことは、ある意味当たり前かもしれません。
 
老若男女、働ける業界ですので、興味のある方は、ぜひお近くの訪問介護、障害福祉サービスの事業所にお声をお掛けください!
移動支援の紹介にかこつけた、ヘルパー募集の記事でした。。。
(実物大ガンダムの感動が第一なのですが。。。)