東浦和~田園を行く移動支援の旅

探せば知らないところ、まだ行ったことのないところがたくさんあるものです。

東浦和の辺りは、河川や用水路が張り巡らされた江戸時代からの水運の地。もちろん、今日まで、行ったことはありませんでした。
でも、見沼代用水や日本初の閘門がある運河・見沼通船堀など、見所もたっぷりありました。
近世までは、陸上交通よりも大量輸送が可能だった水上交通が主でした。利根川の中流から河川や運河、用水路を経由して江戸まで、様々な物資が水運によって行き来していました。今は、千葉県銚子を河口とする利根川も、もともとは東京湾に流れていたとのことです。
江戸時代には、河川改修や運河の開削をはじめ、低湿地を干拓して大規模な農地を造成したり、重機のない時代に各所で大規模な土木工事が進められるなど、正に日本は、木と土の文化だと感じます。

で、今回の移動支援では、東浦和駅から見沼代用水や見沼代通船掘をお散歩してみました。
歴史的景観やのどかな田園風景を眺めながらのお散歩は、本当に気持ち良いものです。
江戸時代の土木事業に感嘆しながら・・・、おっと、移動支援の仕事中でした。
移動支援は、障がい者さんの健康維持や気分転換、レクリエーションなどを目的とした立派なお仕事。
利用者さんにもリフレッシュしてもらえるよう、配慮を怠りません。と言いつつも、風景に見とれてしまうヘルパーなのでした・・・

皆さんも、こんなお仕事はいかがですか?
意外にもお給料は良いんですよ!
カイゴやフクシの仕事の楽しさ、面白さを多くの人に分かっていただけたら・・・、と思いながら、記事を書いております。

昔の運河の跡が張り巡らされていて、気持ちの良いお散歩コースになっています
標高差のある河川や用水路に船を通すための閘門と呼ばれる水門が復元されていました
水運で栄えた運河沿いの商家が見学できます
怖いくらい高い富士塚もありました
江戸時代に干拓された農地には、今も稲穂が実っています