Chat GPTを業務で使ってみた

今、世界中で話題の汎用人工知能のChat GPT。
早速ですが、実際の業務で使ってみました。

今回は、勉強会や会議の読み上げ原稿の作成をChat GPTでやってみました。
元ネタの資料は、介護雑誌の研修用の記事です。

そのまま研修に使える、と謳っていて、以前はPDFファイルをスマホにダウンロードして見てもらうスタイルを取っていました。
しかしながら、見づらい、何ページを見ているのか分からなくなる等々の意見も多数あり、現在は動画で資料の配布を行っています。

で、この紙の資料から動画を作ってゆきたいと思います。

まず、元ネタ資料から、Googleフォトでテキストデータのみを抜き出します。
6000文字を超えていますが、10分程度の動画の文字数は2500文字程度です。

そこで、もともとのテキストをChat GPTで要約させます。

Chat GPTは言葉で指示を出すのですが、多少のコツがいります。
まず、長い文章だとエラーを起こしてしまうので、いくつかに分割してChat GPTに要約させます。

また、「以下の文章を要約してください」よりも「リライトしてください」の方が、求める文章が返ってくることが多いみたいです。
ここは、求めるもので変わってくると思いますが。

さらに、「1000字でリライトしてください」ではなく、500字以下に指定した方が良いようです。500字以上の文字数を指定すると、要約にならないことが多いみたいです。あくまで、私見ですが。。。

これらを再び順につなぎ合わせれば、動画用の原稿が出来上がりです。

完成した原稿を人が読んでも良いのですが、自動読み上げソフトなどを使えば、さらに時間短縮になります。

イラストや図が多用されている元ネタ資料を見ながら自動読み上げ音声を聞いていると、実に分かりやすく簡潔にまとめられていて感動しました。

動画制作ですが、動画編集ソフトで音声データをベースに、対応するイラストや図を付けてゆきます。
そうすれば、紙の資料から動画教材の完成です。
意外に簡単に、動画資料を作り出すことができますね。

ちなみに、動きのあるイラストを貼り付けたい時は、PowerPointのアニメーション機能を使って動くイラストを作り、OBS studioで画面撮影をすればOKです。

文書作成を含め、中身自体は一切人間が関わってなくて、人が行なったことは編集作業のみです。
いや~っ、すごい時代になったものです。