地味に嬉しかった話〜届かなくなったGメールとその顛末
こんにちは。あかしあ事業所のweb担当者です。今日は、私が最近経験した、地味に嬉しかった出来事についてお話ししたいと思います。
Gメールのメールが届かなくなった
私たちの事業所では、お問い合わせフォームや求人フォーム、事業所内の勉強会のレポートなど、全てのウェブメールをGメールに送信していました。Gメールは、無料で使える上に容量も大きく、機能も充実しているので、とても便利なメールサービスだと思っていました。
ところが、昨年の11月から、Gメールからメールが届かなくなってしまいました💦。最初は、たまたま送信に失敗したのかと思っていたのですが、どうやら、Gメールのセキュリティポリシーが変更になったことが原因だったようです。
Gメールは、送信元のドメインが信頼できるかどうかを判断するために、SPF,DKIM,DMARKという3つの設定をチェックしています。これらの設定は、メールのヘッダーに記載される情報で、メールの送信者が本物かどうかを確認するためのものです。もし、これらの設定が不正確だったり、欠けていたりすると、Gメールは、メールをスパムとして扱ったり、受信拒否したりする可能性があります。
私たちのサーバーでは、SPF,DKIM,DMARKの設定が完全には行われていなかったために、Gメールからメールが届かなくなったのです。メールが届かないということは、お客様からのお問い合わせや応募が見逃してしまうということです。また、事業所内の勉強会のオンラインレポートの提出状況も、Power Automate Desktopで自動取得していたのですが、それもできなくなってしまいました。これは、大変な事態です。
SPF,DKIM,DMARKの設定をした
私は、早速、Gメールのセキュリティポリシーを確認し、SPF,DKIM,DMARKの設定をする方法を調べました。SPFは、送信元のドメインが許可されたものかどうかを示す設定で、DNS(ネームサーバー)にテキストレコードとして登録することで行えます。DKIMは、送信元のドメインに対応する公開鍵と秘密鍵を生成し、メールの署名に使用する設定で、DNSに公開鍵を登録し、メールサーバーに秘密鍵を設定することで行えます。DMARKは、SPFとDKIMの両方を設定した上で、その後の処理を指定する設定で、DNSにテキストレコードとして登録することで行えます。
レンタルサーバーはその時点ではSPF設定しかなかったため、私はとりあえず、SPFの設定をしました。しかし、それだけでは、まだGメールからメールが届きませんでした。Gメールはランダムにメールをチェックしているようで、多くのメールがMAILER-DAEMONというエラーメッセージとして返ってきました。警告内容は、spf=did not passというものでした。どうやら、SPFだけでは、Gメールの厳しいチェックには通らないようです。
私は、サーバーの連絡通知を確認しました。すると、DKIMとDMARKの設定は、1月末までに整備されるとのアナウンスをしていました。私は、それまで待つしかありませんでした。正常にメールが届かないまま、1月が過ぎました。
やっとメールが届くようになった
予定通り、サーバーサイドのDKIMとDMARKの整備が1月末に完了し、私は早速DKIM,DMARK設定を行いました。そして、テスト送信をやってみました。すると・・・。やりました。普通に届きました❗️。SPF,DKIM,DMARKの3つの設定が全てパスしたことを示すメールヘッダーを見て、感動しました。メールが普通に届くようになることが、こんなにも嬉しいなんて。地味に嬉しかったです‼️。その後も、ヘルパーさんからの勉強会のオンラインレポートも、普通に届くようになりました📩。
まとめ
今回は、Gメールのセキュリティポリシーが変更になり、メールが届かなくなった問題についてお話ししました。SPF,DKIM,DMARKの3つの設定をすることで、メールが届くようになりました。これらの設定は、メールの送信者の信頼性を高めるために重要なものです。もし、あなたもGメールからメールが届かないということがあれば、ぜひ、これらの設定を確認してみてください。
私は、web担当者として、メールの設定に関する知識を得ることができました。これからも、バックエンド(見た目には表れない背後の設定等)の作業もできるよう、勉強していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。