介護業界とICT

ICT化が遅れていると言われている介護業界ですが、効率化と質の高いサービスの提供を目指して、国を挙げて介護業界のICT化が進められています。これは人材不足が続く介護業界において、日々の業務をより効率化することで人材不足を補ってゆこうといった側面があります。
ICTとはインフォメーション・コミュニケーション・テクノロジーの略で、以前はITと呼ばれていたものです。ICT化を進めるため、助成金なども付くようになりました。請求事務には介護ソフトが使われていますが、最近では本格的にペーパーレスにしている事業所も増え、シフトやサービス提供記録などもスマホからできるようにしているところも増えてきました。
一方、多岐にわたる分野でハンコ・レスが進められていて、介護業界でも押印欄のない様式が可能になったり、契約書等の電子化なども原則可能とする通知も出されました。さらに、会議などにおいてこれまでは対面が基本でしたが、テレビ会議など対面以外の方法も認められるようになりました。令和3年度の介護保険の改定は、介護業界の新たなステージを刻むものになるのかもしれません。
コロナ禍は社会に大きな影響を与えていますが、ICT化を進めるにあたってはチャンスかもしれません。あかしあでも勉強会をオンライン化しましたが、シフトやサービス提供記録もスマホでできないか、など検討と準備を進めています。あかしあ事務所内でも今まで紙で取り扱っていた契約書や各種通知などの資料を「共有フォルダ」に入れて、必要な時に必要な部数だけ各責任者がプリントアウトして使ったり、場合によっては「クラウド」にデータをおいて皆で共有したりしています。
あかしあでも、「特定事業所加算」の取得を目指す中で、ICT化を進めてゆこうと思っています。