ケアプランデータ連携システム

人手不足が慢性化している介護業界では国を上げて、生産性向上を目指しています。

先日、厚労省から、ケアマネージャーと介護事業所とのやり取りのオンライン化~ケアプランデータ連携システムの構築を進める旨が発表されました。
現状では、ケアプランや計画、実績をやり取りする際、faxや手渡しなどで行うことが多いのですが、これらが非効率で生産性を下げる一因となっていることが指摘されていますした。
事業所によって使っている介護ソフトが異なるのも、紙に頼らざるを得ない原因ともなっています。

そこで効率化を図るべく国が率先して、異なる介護ソフト間でもデータの出入力がスムーズにできるよう標準の仕様を決めて、各介護ソフト事業者に仕様変更を促すことが決まりました。
これにより、ポシッとパソコンでデータのやり取りができるようになります。とても便利になりそうです。
試験運用を経て、来年度から本格導入になる予定です。
事務負担も軽減され、さらに、ペーパーレス化と効率化が図られそうです。

こうした流れは何も介護業界に限ったことではなく、近年、諸外国に比べて著しく生産性を下げてしまった日本が進めなければならないマストな流れと言えるでしょう。